復職支援

護師の仕事というのは、医師の診察の補助や患者の看護ですが、採血や点滴、注射をうつことなどスキルが必要になることも当然あり
ます。そして医療は日々進歩しているので、現場にいたり自分で調べていかないとすぐに自分の持っている知識が古いものになったり間違ったものになることもあります。そしてそれが、子育てなど様々な理由で看護師を退職したが復職したいという人たちの復帰を阻んでいます。日本は看護師不足の問題が深刻になっていますが、それでも看護師免許を持っていながら現在働いていない潜在看護師の数は50万人を超すと言われています。また、そのうちの8割は復職を望んでいるようです。それでもそれが叶わない理由は、前述したブランクを不安に思う気持ちでしょう。それが解消するとしたら、看護師不足の問題も同じく解消に近づくのではないでしょうか。しかし、日本ではブランクのある看護師の復職支援というのがあまりないのです。関西にはわりと見られるようですが、それでも数は全然足りていません。それどころか日本で看護師として働きたいという外国人看護学生の受け入れを行っています。将来的には外国人労働力も必要になるし新しく看護師になる人材を育てることも重要でしょうが、50万人もの潜在看護師を放っておいていいわけではありません。看護師不足の問題を解決するためにも、潜在看護師をどう支援していくかの対応がかなり重要になってくると思います。